ドロップダウン

地平線に着地する 僕の辿り着いたこの場所は 必然と偶然の綯い交ぜ 今ここに降り立つ 過去も未来もなく 始まりも終わりもない場所に 身体を抱きしめる 感覚を保持する それに触れる そして浸る 瞬間瞬間に生成する 経験がここに作り出される 概念が遠ざかり …

流れている血

僕を生かしているのは どんな血だろう 血潮 生命のそこから 沸き上がる 僕を僕たらしめているのは どんな血だろう 踊れ ステップを刻んで 僕を僕にする音楽を踊れ 血の記憶にふさわしい 僕自身の音楽を踊れ

震える身体

震えが解き放つ 記憶や魂の傷跡を 身体は震えている 太古の昔からの震えを記憶している それは弱くなったり強くなったりしている 増幅して世界に波動を放つ 震えるということが すなわち 生きることだ 震える限り命がそこにあり 震えが止まる時そこで命が尽…

ここにいる

呼吸することに戻る 息を吸って吐いて 今ここにいることに意識を向ける 私は何も持たず 何も構成していない 心配ごとは脇にあって ただここにいて 息をして 座っている 考えごとはあちらに行って 馬鹿みたいに ここにいる

エイジズム

エイジズム:年齢による差別。 https://g.co/kgs/4P6xMo headlines.yahoo.co.jp 年齢に差別は加齢変化を恥じることや恐れることに基づいている。しわが出ることを恥ずべきだとすることを暗黙に示す広告などを許容するメッセージを内面化することによって生じ…

幕が降りる

どんな人生にも 平等に 幕が降りる 音楽が流れる 僕の心を 僕自身に連れていく 憂さから離れて 眠りにつく 準備をする 幕が降りる 演奏会は 始まった途端 終わりへと 向かっていく 異界への旅路 この日常から 離れて

第59回神田古本まつり

神保町の方に歩いて行くと、神田古本まつりをやっていて、雰囲気に惹かれてしょぼしょぼした目で通りを一通り見て歩いた。 東京名物 神田古本まつり/東京の観光公式サイトGO TOKYO このイベントには、数年前に遭遇したことがある。 古書とは、古い本であり…

東京駅周辺美術館3館。出光、三菱一号、相田みつを

テーマの違う美術館をはしごしてきた。 出光美術館「仙厓礼讃」 最新の展覧会|展覧会情報|出光美術館 隠棲25年、88歳の長寿を生きた仙厓の禅画。 慣れない古文や漢文を読むのは辛かったが、解説や画を通して伝わってくるものがある。茶の湯も愛好して…

音楽が流れる

音楽が流れる それはスペースで鳴っていて 一音一音刻まれていく 音楽が流れる そこに花が咲き乱れ 散っていく 音楽が終わるとき 幕を閉じる 人生もまた

霊感に打たれる

霊感に打たれる 雷のように 僕は何者なのか 探していたけど 混乱の中で 熱に浮かされて 何故なのだろう 意味を求めて 彷徨い歩いた 青春の日々 ベールを剥いで 分析して傷つけることを許して 僕を苦しめていた あの頃 僕は僕でしかないと気づいたいまと これ…

詩の生まれるところ

それは小さなフリップボードのかけら 言葉を二つ三つ書きつけて それはからだのなかのからだから 意識と無意識のはざまから 宗教と芸術の淵源から 科学との対話から生活や人生の実感から 自然や非自然の観察から 口先から零れる言葉から 日常と非日常のあら…

言葉をつくる

言葉を記号にする わたくししかわからない 変形を加えて新しい言語となし わたくし独自のルールを整えて わたくししか解読できない声明文を書く 既存の言語を相対化して 言語文化に新しい生命力を与える これは独立だ この地球からの いまここに わたくし自…

詩の生まれるところ

それは小さなフリップボードのかけら 言葉を二つ三つ書きつけてそれはからだのなかのからだ 意識と無意識のはざまから宗教と芸術の淵源から 科学との対話からr活や人生の実感から自然や非自然の観察から 口先から零れる言葉から日常と非日常のあらゆることか…

読まれることを待っている物語のために

読まれることを待っている物語のために語られることを待っている詩のために生きられることを願っている一歩のために僕は生きようと思う 出会うことを待っている人のために育てられることを待っている芽のために閃きを待っている神経細胞のために僕は生きよう…

読んだ絵本

大型版 だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)作者: いとうひろし出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/26メディア: ハードカバー クリック: 14回この商品を含むブログ (20件) を見る涙なしに読めない本。あいうえあそびえほん作者: 石津ちひろ,…

言葉を放つ

ここにいる身体と 経験との間に 言葉を放つ 言葉は経験と相互作用する 言葉は組み替えられて 経験は進展する 言葉を編む 経験に触れ 経験に符合するように 言葉は音を立てて 芳香を放つ 経験は深化する 言葉を紡ぐ 身体に触れ 経験を表現するように 身体は震…

詩による自己紹介

私はじいさんばあさんのお世話をしていますが本当は自分のお世話が必要です私は長らく無職でしたが30になる前から働き出しました私は女性よりも男性が好きですでも女性の好きな男性には興味がありません私は本を読むのが好きです私は1人がいるのが好きです私…

楯になりたい

盾になりたい 自死に追い込んだのは、「生きては行けない」という考えなのか。 盾になりたい 自死を防ぐ社会制度を、繋がりを、機能する相談窓口を作りたい 盾になりたい 困難や苦悩を前にもがき苦しむ若い人が、死を選ばなくて済むように 一橋大学のアウテ…

風の音を聞く

風の音を聞く 僕は詩に目覚める 詩が生まれる場所に触れる 風の音を聞く 僕は命を思い出す 命が招かれた時へ戻る 風の音を聞く 僕は耳を澄ませる 音を成り立たせる静寂に 風の音を聞く 僕は未来を占う 未来はいまここから生成する <2017・8・31に原…

メガネを外しても可能なこと

身体を感じる 地球を感じる 直感に従う 心の声を聴く 自然を見る メガネを外しても可能なこと →外すからこそ可能なこと 裸眼であるからこそできること 機能不全を補うために発達させていること 機能不全そのものが個性であり強みと表裏一体

落ちこぼれて

計画通りに行かず落ちこぼれて何者でもない私を見つけここにいるいま 誰にも認められず馬鹿にされて箸にもかからない私を見つける他でもない私自身がここにいるいま 思い通りに行かず歳をとり体力も衰えてたましいがただここにいるのを感じるいま 身一つで立…

人間がそこにいる

その息遣い 呼びかける名前のその先に 微笑む顔のなかに 思い出すと そこには人がいた 言葉にならない気配の中に 佇む君の もはや応答することはできない 思い出の中に 感じ取っているたましい

新しい言語表現の獲得について

詩はどこから どんなふうに やってくるのでしょう?(もっと自由に もっと飛び跳ねたらいい)詩はどこから どんなふうに 構築したらよいのでしょう?(誰のためでもなく、書いてきたのだから)詩はどこから どんなふうに やってくるのでしょう?(それは身体…

言葉をサラダのように

最も自己を表現したかったとき 僕の言葉は取り留めもなく 浮かんでは消えていき 意識をすり抜けていくようで歯がゆかった最も確かな論理が欲しかったとき 数学は基盤がないように見え 普遍的ではなく個人的なものだった最も確かな信仰が欲しかったとき 宗教…

なぜ

なぜ、寒風に晒されて街頭に立つのか遮るものが何もないというのにきっと 未来からの呼び声を吹き荒ぶ風の中に聞いているんだ時が何もかも押し流していくなのに安住の地がどこにあるのだろう寄る辺なく何もかも 手放して身一つでこうして こんな風に ここに…

詩は飾り物ではない

詩は飾り立てるのではない飾り物ではない詩は歌い上げるのではない歌うものではないからだと言葉が煌めいて生み出される それはダンスいのちの拍動

こどものころ 1

(記憶に基づく創作物です。記事自体を随時更新していく可能性があります。)みんなに聞いて欲しいことがあるんだ。 僕は気持ちを表現するのが苦手な子供だった。感じている世界と、表現できる言葉には隔たりがある。そのギャップが大きくなりすぎると、黙り…

おれのからだ

おれのからだ発熱してる発光してるエネルギーに満ちてるエネルギーはフローしなくちゃ

物事は移り変わる

物事は移り変わる人は変化する自分も、周りもそれは必然なんだ受け容れていい人の世は移りゆくそれで良いんだ受け容れていい前を向いていこうやって来る未来はきっと良いものになる望んだことが未来になるそう信じていい前を向いていこう

先生

先生を必要としたのは私だった道を照らす灯火となってくれるような心細いときに頼れるような僕の心を打ち明けても安心感を与えて落ち着かせてくれるようなこんな僕を預けても 引き受けてくれるようなすべてを 受け容れてくれるような そんな 大きな存在に憧…