朝、ボリュームのある肉を食べたこともあり、私は自転車を走らせ、サイクリングロードへと向かった。自宅から向かうとちょうど中間地点にたどり着く。それを、北に終点を目指していくことにした。(北の終点にはたどり着いたことがない。)
ここでも、呼吸に注目する。吐く息に意識を特に集中すると、息を吐ききる時点で自ずから吸気に変わるという。吐ききる感覚はもてなかったが、呼吸のリズムに集中することで、身体を存分に動かす感覚を味わうことができた。筋肉が、ぶち切れるのではないかという限界までたどり着く。でもぶち切れない。
終点までたどり着くと、また別のサイクリングロードにつながっていることが分かり(南はそれっきりだったのに)、その長さが、倍ほどもある印象。いや、それ以上。それまで、電車で行くしかないと思っていたところに、ロードレーサーがあれば自転車で行ってしまえるのではないかと思えた。とはいえ、しばらく自転車を走らせたものの、引き返してきた。まだ先がある、と分かっただけでいい。帰り道は、向かい風なのに、だからこそ、力が入り、自転車を走らせている、という感覚を味わうことができた。帰り道、気づくと親指の付け根の皮が剥けていた。
手のひらの下の部分が赤くなって、いたまないようにハンドルの持ち方を工夫していた。次は手袋がいるな、いっそ、新しい自転車を買うことができたらいいのに。
帰りは、ずっと自転車用のコースを走ってきた。車に轢かれたのかもしれない猫の死骸が、カラスに啄まれ、悪臭を放っていたが、どうすることもできなかった。役所に連絡するように、場所が分かる写真を撮った。

呼吸法のおかげで、ぶっ通しで飛ばしてきたが、やはりオーバーワークだったようだ。東屋で持参した玄米を食べていたが、帰宅後、たんぱく質を求めて冷蔵庫をあさる。

  1. 豆乳
  2. チーズ(カマンベール、アーモンド)
  3. 魚肉ソーセージ

植物性と動物性。豆腐などを追加するとバランスが取れるかもしれない。