「樹木たちはこう語る」

樹木たちはこう語る

樹木たちはこう語る

シルバーバーチはこう語る、みたいな邦題だが、原書ではCall of the Trees、木々の呼ぶ声(コール)となっていて、そのコールという単語が味わい深い。邦題もよくできていて、確かに、交霊会の記録を想起させるような文章だった。自動筆記とか何だとか、解釈はいらないのだろう。批判する何かとともに、わたしの中に確かにこの木々の声に同調する自分を感じ取る。こんなふうに、インターネットで記事を書いていくことができるなら、私は間違わないだろうと感じる。中心が、自我にはなく、自己なのか、精霊なのか、神なのか。頭で考えた文章ではない、からだで感じ取る木々のいのちの呼び声の記録。木々はこう語っています。その語る言葉は、しっとりと世の中に伝わっていきます。そのコールに同調する能力を持った人をはじめとして…。