お手紙に封入されていたのは庭に生えている月桂樹の葉で、洗って乾燥し、A4の封筒に保管しておいたものです。ビンに入れておくと香りも残ったままなのだと思いますが、そこまでできませんでした。

最近、祖母が倒れて、ずっと病院にいることもあって、(クモ膜下出血で40日を経過しました)人は死ぬことだけが確実なものだということを強く感じています。永遠に続くものなどなく、どの一瞬も、かけがえのないもので、だからこそそれぞれの瞬間が逆説的に「永遠」のものになるのだと。

思い出すとりとめもないことを、わたしの脳に瞬いては消えていくあれこれを、誰かと本当に分かち合うことができるのでしょうか。そういうあれこれが、わたしをほかの誰でもないわたしにします。そういうあれこれを大切にする時間が、わたしをわたしにするのです。

自転車に興味を持った話は確かメールに書いた気がしますが、祖母が入院した病院は通いなれた自転車道沿いにあったので、片道40分ほどの自転車行を毎日しています。腹筋がものすごく硬くなりました。一度走ってみましたが、その翌日はさすがに筋肉痛が…。

クリスマスカードは、書き出してすぐ枠が埋まってしまいました。久しぶりすぎて、書くことが沢山あったのだと思います。だから、このメールはその続きでもあります。