中沢新一「鳥の仏教」(新潮社)の知恵

鳥の仏教に語られている鳥たちの美しい花輪の様な言葉、解体する、固まりかけた習慣や知らず知らず染み付いた思考を、小学6年生の語るような、易しいが真実を突いた言葉で。世界をつき崩す。彼等がやるような仕方で。
大人たちがやるように、何事もなかったのかのように、振る舞うこともできよう。しかし、私は、崩され、造り直される、生成のプロセスにみを浸したい。
彼等は、ただ崩すのかもしれない。そんな恐れが無い訳ではない。
しかし、私は、出会った法を、この身に纏いたい。今までのようでいられようか、このような美しい宝綬を賜って…。