[朝起きて]

母親が出勤する車の音を聞いたが、起きたのは9時。強い倦怠を感じながら目覚める。特に首の辺り。眠れない夜を有効活用して、筋肉トレーニングに勤しみ、英文を暗記した。(早起き生活から)

中学受験のときは、日曜テストの前、朝まで勉強した。朝まで起きていたかどうかは定かではないが、勉強机のある1階で深夜ひたすら暗記をし、2階にあった寝室に行った記憶がない。まったく寝ていないことはないような気がするんだけど、机に突っ伏して仮眠をとってそのまま出かけたんじゃないかな。出題範囲が分かっていたのだろうか。中学に入学してから、引っ越して、受験に使った参考書は2冊程度しか残っていない。(テストやノートなんかも捨ててしまったのだろうか。)そのときの感覚が、戻ってきている。
精神科の養生においては、幼い頃にどんなことをしていたのか、好きだったか、心地よいと感じていたのかを想像することが、そしてそれを現在の生活にも活かしていくことが、「気持ちがいい」という感覚を確かなものにし、「気持ちがいい」に従って日々を生きることを(「気持ちがいい」を磁針にしていくことを)可能にするという。つまり、他から思い込まされているのではない生来の感覚に注目することが「自分がない」自分が分からない」、「好き・嫌い」という感覚に敏感ではない人が多い精神科の患者さんの養生の参考になるということだろうと思う。
受験のときに作った生活スタイルは、誰かに強制されたものではなく、信念によって作り出された。朝は早いし(小学校は7時45分に集合)、学校があって、塾があって、夜の静寂の中、記憶の作業が進むのは合理的なことかもしれないとも思う。僕は突っ走って倒れた。だから怖いのだ。何か自分ではないものに踊らされるようなこと。自分が本当に思ったのではないことをすることが。
昨日、お台場のパレットタウンに出かけた。ハワイフェスティバルをやっていて、フラダンスを見た。お台場は犬が多い。キャンペーンの最中だからだろうか。電車の中で本が読めるぜ、と思っていたんだけど、行きの電車では中々集中できなかった。「車輪の下に」第一章が終わる。「人間尊重の心理学」第9章のほぼ終わりまで読み、自宅で最後まで読み上げた。「人生の転機」拾い読み。途中になっていたのを読みついだり。そういえば、椎名誠さんと茂木健一郎さんとの対談を読んで、茂木健一郎さんのブログでも取り上げられることもあって、椎名誠さんの本に関心が出てきた。岳とのこと?中学受験のときに出題された文章で、バリカンで頭を刈られるのに抵抗する少年のことが書かれていて、なぜ嫌なのかをうまく語ることの出来ない少年の気持ちにひどく共感した覚えがある。