明けない夜はない

明けない夜はない

同じような夜はないが

同じように過ぎ行く タイム プロセス

 

明けない夜はない
同じことの繰り返しで
何のために生きてきたのか 分からなくなる
 
明けない夜はない
心を込めて この瞬間を生きる
いま生起する 様々を 受け取ることしか 僕にはない
 
明けない夜はない
何のためでもなく 常に既に 与えられている
このいのちの進行を 受け取ることしか 僕にはない
 
明けない夜はない
あっという間に 思春期も青年期も 過ぎて
生まれ変わりの 夢を見ている
 
明けない夜はない
体験したことがあるような 構造を察知する 既視感
さざ波のように 周りも 自分も変化していく 脱皮する
 
明けない夜はない
レールにのれない 規格外の自分の 間延びした余生 
たどり着いた先で 揺蕩う 社会に 人の波に
 
明けない夜はない
独特の自己のリズムで 踊り続けられるだろうか
このセンスを活かせるだろうか 人並みではなくて